相談事例

当事務所で相談いただけることの一例を掲載しています。

※プライバシー保護のため,一部を変えて事例を紹介しています。

成年後見制度の利用に関する相談・援助

弟の面倒を見切れない...

Aさんは,これまでずっと精神科入院中の弟を世話してきました。しかし自分も高齢になり,これ以上弟の面倒を見切れないと感じるようになりました。

そこで当事務所に相談したところ「成年後見制度」について説明を受けました。自分のためにも弟のためにもこの制度を利用したいと決意し,連携先の司法書士を紹介してもらいました。

Aさんは司法書士に成年後見申立の書類作成を依頼し,家庭裁判所への申立てを通じて当事務所の社会福祉士が後見人となりました。

今では後見人が弟さんの身上監護・財産管理を行い,安心して自分の生活を送ることができています。

 

高齢者・障害者の見守りサービス

独り暮らしなので見守りをしてくれる人がほしい...

Bさんは,ずっと独り暮らしを続けてきましたが,ガンの診断を受け継続的な治療が必要となりました。今後の生活に不安を感じたBさんは,当事務所に相談しに行きました。

そこで「見守り契約」を紹介され,社会福祉士が月1回自分のもとに面談しに来てくれること,必要なときは電話連絡して日々の生活を見守ってくれること,そのほか必要な支援をしてくれることが分かりました。

Bさんは「見守り契約」を締結することにしました。治療のため一時入院が必要になった時,見守り契約の際に預けた預託金の中から入院治療費を代わりに支払ってもらい,自分はお金の心配をせず治療に専念することができました。

現在は,ガンが寛解したため「見守り契約」を解除し,平穏な暮らしを続けています。

 

日常生活での福祉に関する相談・援助

一緒に移動してくれる付き添いがほしい...

Cさんは,茨城県に住んでいる独り暮らしのお兄さんを,地元の九州に帰して一緒に暮らしたいと思っていました。しかしお兄さんは高齢のため,電車を利用してもらうにも独りで移動させることに不安がありました。

そこで九州の社会福祉士に事情を話したところ,その社会福祉士が当事務所と電話をつなぎ,お兄さんの移動付き添いを依頼することになりました。

当事務所は,お兄さんと面談して茨城から九州までのルートを調べ,チケットを購入し,バス・電車・高速バスを乗り継ぎ,無事に到着することができました。

お兄さんは今も地元での暮らしを楽しんでいます。

 

司法書士・税理士・社会保険労務士との連携による総合的な問題の解決

精神的に不安定で,借金もある...

Dさんは,精神的な問題を抱えて当事務所へ相談に来ました。相談するうちに借金の問題も解決できることが分かり,連携先の司法書士を紹介されました。

何社も借入先があった借金も,司法書士による債務整理によって解決し,心配事を減らすことができました。

精神的な問題も,ふさわしい医療機関へ通うことができるようになり,現在も通院を続けています。